レスベラトールという成分を知っていますか?

レスベラトロールは、奇跡のポリフェノールなんて言われていて、2013年度から注目を集めている成分です。

 

そもそもポリフェノールっていうのは、植物が作り出す色素の事なんです!
色の濃い実に沢山と含まれていて、その種類は6000種程もあるそうです。すごい種類ですね。

 

ポリフェノールを作り出す植物が生きていくためには、光合成が欠かせないわけで紫外線が欠かせません。

 

でもその紫外線が細胞を傷つけてダメージを与えることもまた事実。
そこで、自分自身を傷つけてしまわないように、余分な紫外線を浴びないために作り出した色素がポリフェノールというわけです。

 

紫外線は活性酸素などの有害な物質を作り出し、酸化をさせてしまいます。
その有害物質をフリーラジカルというのですが、通常の抗酸化物質では手も足も出ないそうな。

 



そこで登場するのがポリフェノールです。

ものすごく強力な抗酸化力を持っていて、細胞が傷つくのを防いでくれます。

 

植物が紫外線から防御する物質をフィトアレキシンと呼ぶそうです。

 

レスベラトールはポリフェノールの一種であり、このフィトアレキシンでもあるのです。
ぶどう果実を守るために作られた成分です。赤ワインにたっぷり含まれているんですよ。

 

赤ワインに豊富に含まれているレスベラトールですが、ワインが古ければ古いほど、そのポリフェノールの活性は高くなるのです。

 

レスベラトールはアルコールに溶けだしやすい性質があり、さらに醸造発行の時に微生物や乳酸菌などによって、ワインの中に遊離されるからと考えられているそうです。
ワインはやっぱり年代物ってことですね。

 

味もまろやかに美味しく、それでいて健康への素晴らしい効果が期待できるというわけです。

 

ポリフェノールの中でも頂点に君臨するレスベラトールはまだまだこれからの成分です。

 

放射線の影響によるDNAの損傷などにも有効に作用したり、認知症の改善、ダイオキシンの毒を軽減させる、メタボ対策に長寿遺伝子へ働きかけスイッチをオンにする作用など。

 

その素晴らしい作用は数多く発見され研究されています。
そう遠くない未来には、飲むと長生きできるワインなんていうものが発売される可能性も否定できませんね。

 

現在の高齢化社会に仕事環境によるストレス社会、さらには原発の問題を抱える日本にとって、レスベラトールは強力な味方になってくれること間違いなしじゃないかと思います。
私もお酒って飲まない方なんですが、どうせ飲むなら赤ワイン!と決めました。